四枚目。 …ああああああ。 そこに書かれている名前に私の思考は一瞬フリーズする。 なぜ。 寄りにもよって。 いや、なぜ、じゃない。 この事態は普通に想定できた。 毎日一枚はこの名前が書かれた紙が入っているのだから。 そう、そこに書かれていたのは 仁科悠芽 今朝のあいつの名前だった――