「 そういうわけで、

そろそろ、返事聞かせてくれへん??」







と、真剣な顔で見つめられた。












そんな奴に対し、





可愛くない私は、






「 ここじゃ無理。」



と、そっぽを向いた。








だって、

よくよく考えたら、道の真ん中だし……



















「 ほな、俺んちで雨宿りやな!!




あぁ~、

やっぱ なんもせぇへん自信無いわぁ~。」





そう言って笑う奴に















「 ……ばか。」









私はそっぽを向いたままそう言って



握られた大きな手を
ぎゅっと握り返した…








fin