PM4:30

理科の授業の終わりのチャイムがなる時間である。

理科の担当をするのはハーリー先生。性別は男だが、口調と性格は女。所謂オカマである。

「今日の授業はここまでね。さっきも言ったけど宿題はこの『アゲハント』の生態をレポートにまとめてくることよ!もしやってなかったら……わかってるわよね……」

ハーリー先生のドス黒いオーラにクラス一堂は氷ついた。

数分後。今日のホームルームが終わり、サトシはハーリー先生の宿題を眺めていた。

「おーいサトシー!」
「なんだ?シゲル」
「早く帰ろうぜ!そこのハンバーガー屋、今だけ半額だってよ!」
「マジかよ!こりゃあ行くしかないぜ!」

サトシは咄嗟に立ち上がって教室をでた。だがサトシはその時ハーリー先生の出された宿題は無意識に机の中に入れてしまった。