キィ…キィ…

!!

なにやら物が軋む音が聞こえ、三人は足を止めた。

恐る恐る足を進める度にラップ音はどんどん大きく聞こえてくる。

しばらく足を進めるとシゲルは教室の引き戸に耳を当てる。

ここだ…と小さく呟いた。どうやらラップ音はここから聞こえるようだ。しかも、サトシ達の教室からだ。

「ここにいたクラスの奴が自殺でもしたのか?」

「開けるぞ……いいな?」

二人は頷いてシゲルは教室の引き戸に手をかけ、思いっきり開け放った。


そして三人は見た!ラップ音の正体を!