ある夫婦の家に、茶色い雑種の犬がもらわれてきました。

名前は、《ピッグ》

夫婦は、それはそれはピッグをとても可愛がっていました。

奥さんのお腹には、赤ちゃんがいました。

赤ちゃんが生まれて、奥さんが赤ちゃんを連れて家に帰ってきました。

赤ちゃんはかわいい女の子。

ベビーベッドで赤ちゃんが泣いたら、
奥さんよりも早くピッグがベッドに走って行って、奥さんに知らせます。

奥さんが赤ちゃんをあやしている間も、ピッグは片時も赤ちゃんから離れません。

まるで妹のよう。