「だって・・・」
「だってなんだよ!」
「だって、お金が無いんだもん」
「飲み屋でバイトした金はぁ!」
「あんなのすぐなくなっちゃうもん」
「だからって、あんなことしていいのかよ!」
「だって、朱鷺君最近お金、お金ってうるさいんだもん。お金入れなきゃと思って・・・」
「俺のせいかよ!」
「お金が入れば、朱鷺君助かるでしょ」
「馬鹿か、おまえは、おまえが身体を売った金で、俺が喜ぶとでも言いたいのかぁ!」
「好きなのは、朱鷺君だけだよ」
「もう、そんなこと聞きたくない」
「朱鷺君、いないとだめなんだもん」
「誰にだって、入れさせるんだろーがっ!」
「朱鷺君が、一番いい」
「うるさい!」
「わかってるでしょー、朱鷺君いないと、薫、死んじゃうよ」
朱鷺は、爆発すような声で言った。
「勝手に、死ね!!!!」
言ったと同時に、どっと涙が溢れた。
何か薫が叫んでいる、でももう聞こえない、朱鷺は走った。やみくもに走り去った。
由美子の携帯が鳴った。電話だ。夜中の3時だった。
表示を見て。電話に出た。そして、すぐ携帯を思いっきり耳から離した。大声だったのだ。
「由美ちゃん、お金借して!!!」
朱鷺はその日のうちに、アパートから荷物を出した。服しかなかった薫の物は、ゴミ袋に入れて収集場所に
「だってなんだよ!」
「だって、お金が無いんだもん」
「飲み屋でバイトした金はぁ!」
「あんなのすぐなくなっちゃうもん」
「だからって、あんなことしていいのかよ!」
「だって、朱鷺君最近お金、お金ってうるさいんだもん。お金入れなきゃと思って・・・」
「俺のせいかよ!」
「お金が入れば、朱鷺君助かるでしょ」
「馬鹿か、おまえは、おまえが身体を売った金で、俺が喜ぶとでも言いたいのかぁ!」
「好きなのは、朱鷺君だけだよ」
「もう、そんなこと聞きたくない」
「朱鷺君、いないとだめなんだもん」
「誰にだって、入れさせるんだろーがっ!」
「朱鷺君が、一番いい」
「うるさい!」
「わかってるでしょー、朱鷺君いないと、薫、死んじゃうよ」
朱鷺は、爆発すような声で言った。
「勝手に、死ね!!!!」
言ったと同時に、どっと涙が溢れた。
何か薫が叫んでいる、でももう聞こえない、朱鷺は走った。やみくもに走り去った。
由美子の携帯が鳴った。電話だ。夜中の3時だった。
表示を見て。電話に出た。そして、すぐ携帯を思いっきり耳から離した。大声だったのだ。
「由美ちゃん、お金借して!!!」
朱鷺はその日のうちに、アパートから荷物を出した。服しかなかった薫の物は、ゴミ袋に入れて収集場所に
