黒板の前にはただ立ちすくむ鈴の姿があった。




「りらん?どうしたの??」




椿は鈴に呼びかけた。




そしたらこっちに振り向いた。




もう、泣くことも、怒ることも、反撃することも忘れたような姿だった・・・。




「椿ィィィ・・・」







姿をみて鈴は椿の大粒の涙を流し始めた。





ホッとしたんだろう。





「あっ。アンタがコイツのオネーサン??」




ちょっと鈴似の女が椿をみていった。



「あたしは鈴のトモダチですヶど???姉はあたしの隣の・・・」




椿はあたしを見ていった。




「ふ~~ん。。。似てないねぇぇwwよかったね!!似なくて。」




なんなのこの子?




鈴に似てるな。。。



「ねぇねぇ!!コイツ邪魔だから引き取ってくれないかなぁぁ??」




「は???何言ってんの??鈴が邪魔ってなに??」




椿はキレた。



「椿、いいの。」



「でも!!!・・・」




椿は言葉を失った。



鈴は泣きたいのを我慢している。






哀しそうな顔をしている。