それはいきなり起こった。



いや、いきなりではない。



徐々に癌細胞が、人の身体を蝕む様に…



正に史上最悪の天災。



100年に一度の熱波。



観測史上、初めての47℃の高気温。



逃げ惑う人々、逃げ遅れた人々。



火災が目の前まで押し迫ってきた人々。



消防隊員に水を貰うコアラ。



逃げ遅れ、死んでいったカンガルー。



1986年に起こった山火事『灰の水曜日』を上回る犠牲者を出した2009年2月に起こった山火事。



きっと私たちは他人事ではすまされない。