「なんで………。」
亜由は寝られない?
「不安なのよ、陽介くんの帰りが遅いことが。」
「寝れなく、なるほど……?」
「亜由にとっては、まだトラウマとして残ってるのよ。3年前に、別れた時のことが。」
「……。」
「大事にしてって言ったのにっ……。3年前はケガさせられて、今度は眠れなくなるほど追い込まれて……なんで亜由ばっかりがそんな思いしなきゃならないのよっ!」
有本がオレにつかみ掛かった。
ちょっと待て。
今、なんて言った?
3年前にケガ?
「有本…ケガって……?」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…