日付がとっくに変わってから、オレはやっと帰宅した。

「ただいま―…。」

小声で言い玄関を開けると、リビングから光が漏れていた。

亜由、まだ起きてんのか?
明日も仕事があるはずなのに……。















「亜由?」














リビングに入ったオレは驚いた。
























「おかえり。」
































オレにそう言ったのは、亜由じゃなかった。