「え?」 「陽介くん、亜由が火傷と3針の怪我をしたこと知らなかった。」 「……。」 「何も、話してないの?」 「………うん。」 「そう…。あたし、陽介くんに怪我のこと話した。」 「そっか…。」 「オレが、オレが無理矢理聞き出したんだ。有本は悪くねぇよ…。」 「分かってる、そんなこと。笑」 「そう、か。」 「ごめんね。」 「えっ?」 亜由が謝る必要なんかないはずだ。 悪いのは全部オレ。