「…何、言ってるのよ。3年前のあの時……。」
「……?」
「聞いて、ないの?」
有本は唖然としていた。
「どういうことか、説明してくれ…。」
オレ、いつ亜由にケガなんてさせたんだ?
しかも気付かなかったなんて……。
「亜由が今まで言わなかったことをあたしが言うわけにはいかないわ…。」
有本はオレにつかみ掛かっていた手を離した。
「亜由はっ…絶対オレに話さない。」
オレがオレ自身を責めないように絶対言わない。
そういうやつなんだ、亜由は。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…