この壁… ワラだ… この向こうは… 男子風呂!? ってことは… 湊がこの向こうにいるかも… そう思うと、心臓がドッキンドッキンとうるさく響いた。 この向こうに… 『みっ……湊…』 私は、自分にも聞こえるかどうかの声で男子風呂に向かって湊を呼んでみた。 まぁ… 返事なんて帰ってくるわけないよね