『茜さん。ありがとうございました。それでは、奏斗さんに買い物頼まれているのでお先失礼します』 『じゃあ、また後でね。お金は私が払うから』 『ありがとうございます。では、また後で』 ペコリとお辞儀をし、喫茶店をあとにした。 私、湊が好きなんだ。 そう思うと、なぜかウキウキした。