―面接当日― 係りの人に指定された部屋に入ると…。 信じられなかった。 「えっ!? …美加…??」 「紗耶香!?」 やっぱりそうだった。 部屋には何人かの人がいた。 その中に美加もいたのだ。 『うそ!? 何でここに居んの??』 二人の声が重なった。 美加とは最近では、メールだけ。 私はすぐに、塾を止めていた。 だから合うのは本当に久しぶりのことだった。 美加にも彼氏が出来たらしい。 美加もクリスマスで色々買うための資金集めのバイトらしい。