次の日

あたしは朝早く電車に乗り込んだ

絢さんのお店は

あの時の海の家の近くにある喫茶店

辛い思い出のあるあの場所に行くのは

勇気がいる事だった

だけどそれよりも

今のあたしには聖来君の事が大切だった


絢さんのお店が近づく程

あたしの胸のドキドキは大きくなっていった