一度家に帰って

遅れて学校に向かった

このケガで教室に行くのは

抵抗があった

気持ちを落ち着かせる為に

屋上に行くと聖来君がいた


「やっぱり、ここに来ると思った。」


あたしが来る事を想定して待っていたらしい

聖来君が言いたい事はわかっていた


「昨日の事だよね…。」


聖来君が頷く

あたしは隠さず全てを話した

聖来君の表情はどんどんくもり

悲しげな目をしていた