…私が黙っていた為だろう。銀色少年はもう1度私に問い掛けた。 「…はい。大丈夫です」 精一杯喉の奥から出した声は、すぐ消えてしまいそうだった。 「…お前、なんで此処にいるんだ?此処は街の中でも治安の悪い路地裏だぞ。 …こんな所にいない方が良い。早く帰れ」 その言葉は、私を安堵させる為だろう。 でも私には、それがとても悔しくて…つい口を開いてしまった