「やっぱり?」
「何だ、姫ちゃん気付いてなかったのか?あいつのここ最近の態度、姫ちゃんの前にいると少し堅くなってただろ。部員全員気づいてるぞ。」
「そ、そうなのっ!?」
「…んまぁ、その反応は姫ちゃんらしいけどな。」
そう言いながら笑って見せると姫ちゃんは言葉を返そうともせず怒っているのか困っているのか微妙な表情をしていた。
姫ちゃん自身も鈍感である事を否定出来ないようだ。
「でも、何だか今日はいつもと違うってのは気付いてたけどな。」
「え?」
俺の言葉に再び驚いた表情を見せた。
その表情ばかりは俺も予想外だったが…
「どうした?何で驚いた?」
「いや、もしかして湯川君も私達の事を…。」
「ん?どう言う意味か解らないんだけど…。」
俺は姫ちゃんに質問を投げ掛けた。
姫ちゃん曰く、猿が姫ちゃんに想いを告白するために美咲がこの場を提供していたようだ。
「なるほど、だからあいつは…。」
「あいつ?」
姫ちゃんはそう聞いて辺りを見回した。
「そう言えばみーちゃんは?」
「何だ、姫ちゃん気付いてなかったのか?あいつのここ最近の態度、姫ちゃんの前にいると少し堅くなってただろ。部員全員気づいてるぞ。」
「そ、そうなのっ!?」
「…んまぁ、その反応は姫ちゃんらしいけどな。」
そう言いながら笑って見せると姫ちゃんは言葉を返そうともせず怒っているのか困っているのか微妙な表情をしていた。
姫ちゃん自身も鈍感である事を否定出来ないようだ。
「でも、何だか今日はいつもと違うってのは気付いてたけどな。」
「え?」
俺の言葉に再び驚いた表情を見せた。
その表情ばかりは俺も予想外だったが…
「どうした?何で驚いた?」
「いや、もしかして湯川君も私達の事を…。」
「ん?どう言う意味か解らないんだけど…。」
俺は姫ちゃんに質問を投げ掛けた。
姫ちゃん曰く、猿が姫ちゃんに想いを告白するために美咲がこの場を提供していたようだ。
「なるほど、だからあいつは…。」
「あいつ?」
姫ちゃんはそう聞いて辺りを見回した。
「そう言えばみーちゃんは?」


![Cold Phantom [後編]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.778/img/book/genre4.png)
