そう言い終えた後、紗冬美達はお互いに目を合わせた。
そして、小さく溜め息をついた。
「祥子も相変わらずなのね、美咲。」
「そこが祥子の良いところ何だろうけどね。」
…何だか遠回しに呆れられたようだ。
よく分からないと言うのが顔に出ていたのか、みーちゃんが私に話し始めた。
「祥子、人気者なのはあんたも一緒だって。」
「えっ…」
「聞こえなかった?祥子もあの店では人気者だって事だよ。」
私は少し耳を疑った。
「うーん…そう言われても実感沸かないなぁ…みーちゃんの方が可愛いから私じゃ影に隠れちゃってるよ。」
私はそう言いながらも恥ずかしげに答えた。
すると…
「そこが良いのよ祥子。」
と答えたのは紗冬美だった。
「美咲をトップアイドルに例えるなら、祥子は影で人気を持つバックダンサーみたいな感じかな。仕事中視線を感じた事はなかった?」
紗冬美のその一言に私は思い出すまでもなく、ある人の事を思い出した。
よくカウンター席を陣取るあの人の事だ。
「今日来てたカウンターの人は祥子ファン3号ね。」
「えっ、3号?」
私はみーちゃんの一言に驚いてしまった。
そして、小さく溜め息をついた。
「祥子も相変わらずなのね、美咲。」
「そこが祥子の良いところ何だろうけどね。」
…何だか遠回しに呆れられたようだ。
よく分からないと言うのが顔に出ていたのか、みーちゃんが私に話し始めた。
「祥子、人気者なのはあんたも一緒だって。」
「えっ…」
「聞こえなかった?祥子もあの店では人気者だって事だよ。」
私は少し耳を疑った。
「うーん…そう言われても実感沸かないなぁ…みーちゃんの方が可愛いから私じゃ影に隠れちゃってるよ。」
私はそう言いながらも恥ずかしげに答えた。
すると…
「そこが良いのよ祥子。」
と答えたのは紗冬美だった。
「美咲をトップアイドルに例えるなら、祥子は影で人気を持つバックダンサーみたいな感じかな。仕事中視線を感じた事はなかった?」
紗冬美のその一言に私は思い出すまでもなく、ある人の事を思い出した。
よくカウンター席を陣取るあの人の事だ。
「今日来てたカウンターの人は祥子ファン3号ね。」
「えっ、3号?」
私はみーちゃんの一言に驚いてしまった。


![Cold Phantom [後編]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.777/img/book/genre4.png)
