一体、どんな事をされたんだろう。
後で一人になるのを怖がる位だ。
余程の事だったに違いない。
人が嫌がる事をしたくないと口で言った手前、先輩の無言の訴えに従うしかなかった。
少し考えて俺は…
「しょうがないッスね先輩。ちょっとだけッスよ♪」
そう、言って先ほどまで座っていた場所に座り直した。
ここはもう乗り掛かった船なのかもしれない。
昨日の今日に出会ったばかりの人だけど、まさかその人の部屋にお邪魔する事になろうとは一昨日の自分には想像すら出来なかった。
当たり前と言えば当たり前か、それまで女気の無い生活をしてきたんだ。想像していたらそれだけ虚しいと言う物だ。
それでもやはり1・2時間が限度だろうが覚悟を決めた手前、この重苦しい雰囲気を打破したくて言った言葉だった。
先輩もいきなりの事に驚いていたが、直ぐに表情を変え…
「今の、ちょっと生意気で可愛かったかも。」と返してきた。
予想外な一言に自分も驚かされたが…
後で一人になるのを怖がる位だ。
余程の事だったに違いない。
人が嫌がる事をしたくないと口で言った手前、先輩の無言の訴えに従うしかなかった。
少し考えて俺は…
「しょうがないッスね先輩。ちょっとだけッスよ♪」
そう、言って先ほどまで座っていた場所に座り直した。
ここはもう乗り掛かった船なのかもしれない。
昨日の今日に出会ったばかりの人だけど、まさかその人の部屋にお邪魔する事になろうとは一昨日の自分には想像すら出来なかった。
当たり前と言えば当たり前か、それまで女気の無い生活をしてきたんだ。想像していたらそれだけ虚しいと言う物だ。
それでもやはり1・2時間が限度だろうが覚悟を決めた手前、この重苦しい雰囲気を打破したくて言った言葉だった。
先輩もいきなりの事に驚いていたが、直ぐに表情を変え…
「今の、ちょっと生意気で可愛かったかも。」と返してきた。
予想外な一言に自分も驚かされたが…


![Cold Phantom [後編]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.778/img/book/genre4.png)
