確かに扉が閉まっていて入れない状況だった。
「何だよ、それなら職員室に行ってキーを貰ってこれば良いじゃないか。」
「私も今から行こうとしてた所なの。ここにも今さっき来たばかりだし。」
沙冬美はそう言ってすぐ横の窓から外を見下ろした。
「まぁ、ここから職員室まで結構距離あるから面倒くさいなとは考えてたけどね。」
そう言って沙冬美はため息をつく。
確かに吹奏楽部室から職員室までは距離がある。
往復するとグラウンド一周ギリギリ無い位の距離だ。
ため息をつくのも仕方ない。
しかし…
「でも取りに行かないと入れないんだから取りに行かなきゃ。」
私はそう言って持っていたカバンをその場に置いた。
「それじゃ、私取りに行ってくるよ。カバン見ててね。」
「行ってらっしゃい。」
そう返してきたのは沙冬美だった。
「何だよ、それなら職員室に行ってキーを貰ってこれば良いじゃないか。」
「私も今から行こうとしてた所なの。ここにも今さっき来たばかりだし。」
沙冬美はそう言ってすぐ横の窓から外を見下ろした。
「まぁ、ここから職員室まで結構距離あるから面倒くさいなとは考えてたけどね。」
そう言って沙冬美はため息をつく。
確かに吹奏楽部室から職員室までは距離がある。
往復するとグラウンド一周ギリギリ無い位の距離だ。
ため息をつくのも仕方ない。
しかし…
「でも取りに行かないと入れないんだから取りに行かなきゃ。」
私はそう言って持っていたカバンをその場に置いた。
「それじゃ、私取りに行ってくるよ。カバン見ててね。」
「行ってらっしゃい。」
そう返してきたのは沙冬美だった。


![Cold Phantom [後編]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.778/img/book/genre4.png)
