逆もまた然りではあるけれど…。
「まぁ、何て言うか。寝る子は育つって言うよな。良い意味でも悪い意味でも。」
「どう言う意味よ。」
「後ろの祥子を見習えって事だよ。授業中もまったく寝ないのに真面目にノート取ってるだろ。」
「授業は眠たくなる物なのよ。社会なんてその筆頭教科だし…。」
「んで眠っても良いと?」
「そこまでは言って無いでしょ。」
「じゃぁ、どうなら良いわけ?」
そんな他愛もない言い合いが始まると私一人では止められないのも長年の付き合いで分かっていたので、私はあえて止めなかった。
今回は…と言うか今回も湯川君がリードしているようだ。
そんな騒がしい夫婦喧嘩を隣に置きつつ。
私は次の授業に備えていた。
「まぁ、何て言うか。寝る子は育つって言うよな。良い意味でも悪い意味でも。」
「どう言う意味よ。」
「後ろの祥子を見習えって事だよ。授業中もまったく寝ないのに真面目にノート取ってるだろ。」
「授業は眠たくなる物なのよ。社会なんてその筆頭教科だし…。」
「んで眠っても良いと?」
「そこまでは言って無いでしょ。」
「じゃぁ、どうなら良いわけ?」
そんな他愛もない言い合いが始まると私一人では止められないのも長年の付き合いで分かっていたので、私はあえて止めなかった。
今回は…と言うか今回も湯川君がリードしているようだ。
そんな騒がしい夫婦喧嘩を隣に置きつつ。
私は次の授業に備えていた。


![Cold Phantom [後編]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.778/img/book/genre4.png)
