「で、先輩のそのため息は?」
「え?、え、えっとその…。」
舞ちゃんが可愛いからちょっとだけ嫉妬してた。何て言えるわけもなく、とりあえず違う理由を探してみる。
丁度悩み事もあることだし。
「たけ君なら判るかもしれないけど、今年のトランペットパートの人数の振り分けでね。」
「あぁ、なるほど。そういえば先輩ってトランペットっすね。」
「うん、人数少ないのに、ペース配分は相変わらずベース重視で…」
「あれ?先生は何も言って無かったっすか?」
「手は打ってあるとだけ聞いたけど…」
他に新入部員を先生直々に勧誘する様には思えないし、どうするつもりなのか皆目検討もつかない状態だった、けど…
「そう言ってたのなら大丈夫っすよ。」
「え?」
不意にたけ君がそう言ってきた。
「それってどう言う事?」
「俺のダチにとんでもな音楽バカがいるんすよ。昨日は訳ありで来れなかったんすけど、中学時代はトランペット…と言うか音楽に捧げてたそんな奴が来るっす。」
「え?、え、えっとその…。」
舞ちゃんが可愛いからちょっとだけ嫉妬してた。何て言えるわけもなく、とりあえず違う理由を探してみる。
丁度悩み事もあることだし。
「たけ君なら判るかもしれないけど、今年のトランペットパートの人数の振り分けでね。」
「あぁ、なるほど。そういえば先輩ってトランペットっすね。」
「うん、人数少ないのに、ペース配分は相変わらずベース重視で…」
「あれ?先生は何も言って無かったっすか?」
「手は打ってあるとだけ聞いたけど…」
他に新入部員を先生直々に勧誘する様には思えないし、どうするつもりなのか皆目検討もつかない状態だった、けど…
「そう言ってたのなら大丈夫っすよ。」
「え?」
不意にたけ君がそう言ってきた。
「それってどう言う事?」
「俺のダチにとんでもな音楽バカがいるんすよ。昨日は訳ありで来れなかったんすけど、中学時代はトランペット…と言うか音楽に捧げてたそんな奴が来るっす。」


![Cold Phantom [後編]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.763/img/book/genre4.png)
