気づくとあたしは寝ていた。
メール送信完了
となったままの画面を開いたまま。
「外・・・暗っ。」
携帯の画面の光が目に入って眩しい。
未読メール16件。
お客さんからのメールと、
純君からのメール。
お客さん一人ひとりに丁寧に返事をして、
最後に純君のメールを見た。
『誰?』
そりゃそうだよね。
空メールだし。
当たり前だけど、
そんな内容の返信に、
あたしは少し落胆していた。
お客さんからメールが次々に返ってくるので、
あたしは忙しくメールの返信作業をした。
するといきなり知らない番号から電話がきた。
メールを打っていたあたしは、確認すらできないうちに、その電話を取った。
