「俺もぅ別の卓行かなきゃ。」
「そっか。頑張ってね。」
「ありがとう。でもまた会いたい。」
嘘か本当か分からない目で純君はそう言った。
「そぉだね。またどっかで会うんじゃない?
タクシー乗り場とかさ。」
あたしは皮肉っぽく言ってみた。
「ゴメン、本当。あの時は。ごめんなさい。」
「急いでたの?」
「うん・・・色々あって。」
「色々って?」
「それは・・・次会ったら話す。」
「上手いね。やっぱり。・・・お疲れ様。」
「ありがとう。・・・・俺、絶対愛のことまた見つける。」
「絶対って。」
あたしは笑った。
「見つける自信ある。俺。・・・そんだけ。ご馳走様。」
そういうと純君は指名のお客さんらしき女の子のところへ向かっていった。
