和也を好きかも…と思い始めてから一ヶ月が経った。 あの日から、会社でたまにすれ違う事があると和也が挨拶してくれるようになった。 何気ないその挨拶がたまらなく嬉しかった。 「おはよう」 このたった四文字があたしに元気をくれた。 でも、そう思っていても 本当に和也の事が好きなのかよくわからない自分がいて タイプではあるけど和也の事は何も知らないし 自分の気持ちに確信が持てないまま時間は過ぎた。