~夢~




飲み始めて3時間が過ぎた頃、そろそろお開きにしようかと上司が言ったので帰り支度をして店を出た。




外は雨が降っていた。



お酒を飲んでない上司は車を回すからと雨の中消えていった。




その時、靴紐を結び終えた和也があたしの横に立った。




うわ…背おっきぃ…



横に並んだ和也は180センチくらいありそうな長身だった。



体型もあたし好みで手もおっきい。




そんな和也の手を見つめていたら



「おめー、ちっちぇな」



和也があたしを見下ろして笑った。




またあたしの胸の奥が激しく高鳴った。



あたし





この人好きかも。



車を待ってる間、あたしは和也の背中をずっと見つめていた。