どのくらいの時間


こうしていただろう


俺の体温で

少しあったかくなったなのはは

聞こえるか聞こえないかわからない

囁くような細い声で


静かにこう言った。


『ごめん…わたし、リヒトのお兄さんと付き合ってる』