少し離れた所に居たアユは、あたしに飛び付き、 『良かったね♪』 って微笑んでくれた。 テレるあたしは、コクリと頷き、カイトを見た。 凄く長かった様であっという間だった高校生活。 カイトが転校していなきゃあたしは恋を知らなかったかもしれない。 カイトの温もりはあたしの心を癒す。 そして、ドキドキしたりワクワクさせてくれたりもする。