『おめでとう!』

自然と笑顔になれたあたし。


そして、あの言葉を言わなきゃ。


『カイト。あたしの良い高校生活をありがとう!』


すると、唇に暖かい感触…。


キス?
されているの?


突然の事で目を開けたままのあたしは固まった。


だって、ここ教室だよ?


皆が見てる中、あたしとカイトはまだ唇を合わせたままの状態。