トイレに居たあたしとアユは保健室に移動した。 あたしは、横にならせてもらう事にしたの。 保健の先生は、出張で居ないらしい。 『担任には、言っとくから、ゆっくり休んでな!』 そして、アユは教室に戻って行った。 ベッドの上でぼーっと天井を見詰める。 カイトが…。 あのマミって子と手を繋いでいた姿が忘れられない。 また涙が……。 枕を濡らしていた。