有り得ないよね。 こんなのって…。 でも、まだ好きなの。 カイトを忘れられないよ…。 諦めるなんて、出来ないよ。 その場から、ゆっくりとトイレに向う。 泣く為に、トイレへ行きたい。 走る事も出来ないくらい、力が無い。 そこへ、アユが来て泣いて居るあたしを呼び止めた。 アユは腕を掴み、 『みづ、トイレ行こ!!』 あたしを気遣ってくれたんだ。