「今は頑張る。おんなじ高校通えるように!」
「うん……」
私、タカちゃんにまだ好きって言ってない。
タカちゃんもまだ好きって言ってくれてない。
でも
お互い、心のどこかで感じる予感。
それが確信に変わる、近いうちに来るであろうその時まで――――――
『告白』は取っておこう。
私達は、保健室のベッドの上で固い握手を交わした。
「タカちゃんのこと、応援してるから」
「おぅ、ぜって~受かってみせるからな」
タカちゃんならきっとやり遂げる。
そんな気がするよ……――――
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