人々の朝は早い それは、学生である神無にはとても迷惑な事だった 暖かに降り注ぐ太陽の光を受けながら、布団に潜り込むほど幸せな時間はないと信じている このまま眠りに落ちる時の幸福感は、何物にも変えられないのだ。とも思っていた それを邪魔する学校など無くなれば良い。と神無は何度も考えるぐらいに…… ……ついでに、 自分を起こそうとして、窓をくちばしでツツいている黒い梟(フクロウ)の悪魔も一緒に…… _