秘密の味

それからは声も聞こえず…

壁を見ている私

ケド

「なんで!?なんで………」


お兄ちゃんの声は聞こえない
ただ里沙さんだけの甲高い声が響く


私が来て20分くらい
もう終わり…??


バン…!

「バン…あれ?帰るの??」


少しだけ自分の部屋のドアを開けて除く

里沙さんが
泣いて階段を下りていた


私は廊下にでて里沙さんを目で追った