その日は、そのまま帰宅した。
いつもなら、曖羅と待ち合わせるのを辞め、家に向かった。



「別れたがいい、か・・・」



拓は1人、部屋にいた。
客に散々飲まされたくせに、気づいたらビールを飲んでいた。
飲みすぎて頭が痛い、勝手なことを言われて、頭にきていた。



その時だった・・・。


♪ピンポーン




「誰だよ、今日は営業終わったってーのに!」



怒った様に、外を見る。
目の前には、曖羅が1人心配そうに立っていた。