急いで部屋に戻って

 鷹に抱きついた…


 でも鷹の顔は

 苦しそうだった…



 だから先生に頼んだの…


 鷹にくっついているチューブを
 外してください

 って…


 あたしはそんなことを

 言いたくなかった…


 先生はチューブを外して

 軽く頭を下げて出ていった…


 でも今でも覚えてるよ

 鷹の顔…


 少し微笑んでて

 涙が流れてるのを…


 軽くキスをした…