アタシが1人のクラスメートとして入る教室は

2-B

2-Bの担任 

神谷英雄 先生

通称 ヒーロー先生は

ヤンキーや暴走族の頭を教え子とし

社会に出られるよう

成長するコトを学ばせた

まさにヒーロー先生なのだ

ヒーロー先生になった理由は

その話もあるが

「英雄」はヒーローと英語でいうため

ヒーロー先生となったんだって

そんな先生のクラスは思いやりあがる子ばかりで

優しくて転校生ともすぐ仲良くなれる

クラスメートばかりだと

アタシに笑顔で自慢してきた

アタシはそれに納得しないわけがなかった・・・

と思えるのはクラスに入って

クラスメートを見たときだった・・・


アタシはヒーロー先生と一緒に

2-Bに向かった

初めに先生が教室で話している

先生の話を静かに聞くクラスなんて

初めてみた

こんな立派なクラスに

こんなドジのアタシは馴染めるのか

不安と嬉しさとドキドキを心に

アタシは教室のドアを開けた

クラスに入って

クラスメートを見た

廊下側後ろの席

ひとつ席が空いている

その隣には佐藤裕の姿があった

今アタシは先生が言った

思いやりがある優しいクラス

という言葉を信じた

嘘じゃないんだ・・・