ゆ「俺が自転車漕ぐから
  後ろに乗って
  しっかり捕まってろよ」

り「うん!」

やっぱり変わらない

初めて出会ったトキと

同じ速度

同じ空

同じ温もり

ただ変わったのが

恋人関係になったこと

裕はアタシの英雄でもあり

恋人でもある

アナタにいちころにされました

り「手当ては・・・そでもないからいいや!!」

ゆ「そーですかー!!!」


学校に着き

自転車を止める

アタシたちは並んで教室へ向かった

り「ぇ・・・」

裕がアタシの手をそっと取って

手を握った

ゆ「恋人同士なんだから別にいいだろ、」

り「まぁね・・・」

亮「おはよッ!!!!できたかぁー
  俺のおかげだろ!?」

ゆ「少しは・・・」

り「アハハ、亮も早く見つけなよぉー」

亮「お、お前なァ、付き合ったからって
  調子こえんなよー!!!!もしかしたら
  裕が浮気するかもしれねーんだぞ」

ゆ「それない・・・俺はりおなだけだから」

り「ゆ、裕・・・」

亮「あっそーですかー」

ゆ「(笑)」

ふんわりした笑顔は

ぜんぜんかわりない・・・




この繋がれた手は今も離れていない

2年たった今も

あたしの彼氏はあの英雄者です!!!