しかしある時から、 父の家に帰る日が急に 少なくなった。 そのことを聞いてみたけれど 別に何もない、と それだけ言われてしまった。 何もないと言ったけれど そんなはずはない。 小学生だってわかる。 でも勇気がなくて それすら言えなかった。