彼を起こさないように 体に回されている手を 静かに退ける。 カーテンを開けると、太陽の光が 部屋中に広がった。 なのに彼は寝たままで 起きる様子はない。 まあ、いつものことなんだけど。 チラッと横目で彼を見て 台所へ向かった。