「待って、シャワー…─」 「別に構わない」 私の言葉を遮って言う。 「いや、あたしが…」 今更になって 怖いなんて言えない。 下を向いていると、 早足でこっちへ向かって 来る音が聞こえた。 「きゃっ…」 強く引っ張られたと思ったら、 強く押された。