【短編】嫉妬[続2編追加]

「綾希から、俺にキスしてよ。」


秘密の場所につくと尚冶が、そう言った。


「.....えっ?」


「俺が綾希と蒼の事、なんとも思わないわけないだろ?
蒼が、綾希の幼なじみとは言え、男なんだから、嫉妬するし。
それに、不意打ちとはいえ、キスされるとかないから。」


これは、私が悪いから尚冶の言うとおりにしなきゃ。


けど、恥ずかしいし。


「尚冶、目瞑って?」


私がそうお願いすると目を瞑ってくれた。


私は、一呼吸ついて「尚冶、大好き」そう言ってから、キスした。


すぐに離れようとしたら、尚冶が私の後頭部を押さえた。


軽く唇が合わさるぐらいのキスのつもりが、徐々に深いキス。


私は、息が苦しくなり尚冶の肩を押した。


「まだ、早いから。」


一回、唇が離れたと思ったら、また唇が重なった。