【短編】嫉妬[続2編追加]

「はっ?」


尚冶は、吃驚して目をパチクリさせた。


「綾希は、悪くないからな。不意打ちを狙ったんだから。」


「なんで、そんな事した?」


尚冶は、蒼を睨んでる。


私は、怖くて口を挟めなかった。


「俺さ。一週間後に転校すんだ。だから、最後に告って思い出みたいな?」


「綾が俺のってわかりながら?」


「だって。俺のが綾希好きな期間長いしよくないか?」


「よくないから。綾は、俺とつきあってんの。」


「わかってるから。てか、マジ最後だし。」


「済んじまったから、仕方ないけど....」


尚冶は、渋々納得したみたい。


「とりあえず、話したからな。後は、尚冶の好きにしろよ。」


蒼は、私と尚冶の前から去った。


てか、気まずい雰囲気。


蒼のバカ。