「尚冶、どうかしたの？」

綾が起きたみたいだ。


「綾。」


「ため息ついてどうしたの？」


俺を訝しげに見る。


「なんか、こうやって毎回綾を気絶するまで抱いたら、綾を壊すんじゃないかって。」


「大丈夫だよ。尚冶が私を好きでいてくれたら、壊れないよ。」


綾が俺に微笑んだ。


「やべぇ。俺、綾にはまりすぎて絶対抜け出せねぇ。」


「私は、ずっとそうだよ。」


「綾、煽んなよ。」



綾以上に愛しい人なんてできるわけがない。


毎日、綾にドキドキする。


恥ずかしがり屋なのに俺に対する想いを言ってくれる。


俺は、綾からもらうばかりだ。


俺って、こういう奴だったんだなって改めて自覚。


綾とずっと変わらず愛し合いたい。


初めて本気で好きになった相手だから。





end