「これからは、学校でも綾への愛が垂れ流し状態かも。」


「それは、ダメ。」


私は、すぐに拒否った。


「えっ?」


「だって....。尚冶の今までとは、違う顔を周りに見せたくない。」


独占欲というかわがままになっちゃうのかな?


「とりあえず、ゆっくり公表しような。」


私の頭を優しく撫でてくれた。


秘密だった関係を公表するのは、恥ずかしいというか緊張だよ。


だけど、私以外の女の子が尚冶に近づくのはヤだよ。


嫉妬しちゃう。


私が尚冶の彼女だって、認めてもらいたいな。


そしたら、不安も少しは解消されるから。


たぶん、お互いがお互いを想い合ってる限り不安はつきない。


とくに、尚冶の場合。


モテ方がハンパないから。


これは仕方ない。


極上の男とつき合ってるんだから。


とりあえず、隠し事せずに本音を言おうね。


そして


明日からも変わらず愛を育んでいこうね。





end