先輩に引き剥がされながら、訳が分からないあたしはきょとんともう一人の背の高い先輩を見上げた。 「君が悠翔のペットちゃん? 名前何て言うのー?」 「桜井まいです!」 深々と頭を下げたあたしの頭の上から笑い声が聞こえてくる。 下げていた頭を上げると、背の高い先輩が笑い声を洩らしていた。