もしかして… 「先輩もお化け嫌いなんですか?」 「は?ちげぇ「あたしと一緒ですね!」 なんだ~先輩も嫌いだったんだ~! 家の門が見えてきた~! 「あっ!ここです。あたしの……んっ」 “家”と言おうとしたあたしの言葉は先輩の口で遮られた。 「ガキ…」 悪戯に笑った先輩の顔はどこか色っぽくて大人な顔をしていた。 そして丁度よく月が照らしていた。