「俺たち……騙されてたんだな」 そう言って伏せている顔を上げた海の目には涙。 あまりの驚きに言葉を失った俺。 「………おい。何があったんだよ…」 「明後日の深夜ここにいればわかるけど?」 そう言った海の目は見たことないくらい冷たい目をしていた。 その日からだ…。 海が笑わなくなってしまったのは…。